COLUMNコラム
2018
December
10
イギリス

イギリスのクリスマス

街中が、イルミネーションでキラキラと輝くロマンチックな季節です。
クリスマスが近づいてきましたが、過ごし方は決まりましたか?
イギリスでは、クリスマスは年間最大のイベントとも言える大切な日。
どのように過ごしているか、今回はイギリスのクリスマスをご紹介します。

公共交通機関やお店がお休みになり、みんなが特別な日を楽しみます。
日本では恋人や友達と過ごすことが一般的ですが、
イギリスでは家族や親戚が集まって、食事やプレゼント交換をします。

25日のクリスマスが本番の日で、24日のイブは特別な日ではありません。
イブは準備で忙しく、スーパーやデパートも混み合います。
イブの夜は、子供たちは「長い靴下」をベッドの下や、
暖炉の前においておきます。サンタクロースがプレゼントを
置いていってくれるためのものです。
そして、いざ当日は、子供たちは早起きし、早速プレゼントを開きます。
大人たちは後でプレゼント交換をします。夫婦、親子、兄弟で
交換するのが一般的。ほかには友達や同僚、知り合いに
クリスマスカードを送る習慣があります。

<イギリスのクリスマスの食事>

メインといえば、映画などでもおなじみの「ローストターキー」。
イギリス人はロースト系が好きなようで、オーブンがあるお家も多いようです。
仕上げにグレイビーソースをかけて、野菜を添えて頂きます。

ケーキは、「クリスマスプディング」を用意します。
日本ではあまり知られていませんが、たっぷりのドライフルーツに
ナッツ、スパイス、ブランデーなど合わせた黒っぽい見た目の
伝統的なケーキです。日本のプディング(プリン)というと、
つるんとしたなめらかな舌触りのプリンを思い浮かべると思いますが、
それとは違い、ずっしりとして、芳醇な味わいです。
伝統的な食べ方は、食べる前に少し温めたブランデーをかけて火をつけて
頂きます。場が盛り上がること間違いなしです。
ちなみにプディングは1ヶ月程前に作って、熟成させながらクリスマスを
待ちます。今頃イギリスの家庭では、ケーキが美味しくなるのを
楽しみにしているのかもしれませんね。

あとは「ミンスパイ」も有名です。
「ミンス」といえば、ひき肉という意味を想像するので、お肉のパイかと
思いきや、予想を裏切る甘いパイです。
リンゴ、干しブドウ、ナッツ、レモンなどを細かく刻み、
スパイスやブランデーに漬け込んだ具が入っています。
甘いお菓子のようなパイです。シナモンやナツメグのいい香りが楽しめます。


日本とは違った食文化を持つイギリスですが、
今年は少しだけイギリスの要素を取り入れてみてはいかがでしょうか。
Happy Holidays!

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