英国を代表する陶器産業の里

サンダース・ペリー誕生の地、イギリスにまつわる「もの」「こと」を
現在イギリスで暮らすスタッフがご紹介します。

・陶器産業で発展したStoke-On-Trent

Stoke-On-Trentはマンチェスターとバーミンガムの中間・ロンドンの北西部に位置し、英国を代表する陶器産業の里（The Potteries:ポッタリーズ）として知られています。こちらの土地はもともと石炭の産出や粘土質の土があったことから発展し、石材の運び込みや陶器の搬出のために使用された運河が今も残っています。
もうひとつの背景として日本でもご存知の方が多いウェッジウッド社。18世紀後半のイギリス産業革命の時代に創業者であるジョサイア・ウェッジウッドは合理化・分業化など生産の仕組みを変え事業を拡大させて同社が有名になりました。この成功がストーク オン トレントの土地を有名にした牽引役だったのではないかと思います。

△World of Wedgwood

英国を代表する陶器ブランドのBurleigh、Emma Bridgewaterなど多くの窯元があり、窯元見学や絵付け体験などを行うことができます。また、ファクトリーショップやアウトレットがあり、素敵な食器をお得に購入することが可能です。今回足を運んだ場所の1つ、World of Wedgwoodではウェッジウッド社のファクトリーツアー、陶芸・絵付け体験、ミュージアム見学、アフタヌーンティー、アウトレットでの買い物ができます。館内はウェッジウッドの世界観で統一されており、テーブルコーディネートに興味がある方には参考になるディスプレイも多いのではないかと思いました。ティールームではアフタヌーンティーをいただき、楽しく美味しい時間を過ごすことができました。

△Burleigh

今回は1日だけでしたので時間が足りず、数か所を駆け足での観光となってしまいました。行くことができなかった他の窯元の見学や絵付け体験などを行いたいと思いましたし、この土地の歴史や窯元についてより深く知りたいと感じました。またぜひ再訪したいと思います。皆さんが行かれる際もおそらく1日だけでは物足りない、時間が足りない！と思われることと思います。

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