COLUMNコラム
2024
March
19
イギリス

パブで楽しいひとときを

サンダース・ペリー誕生の地、イギリスにまつわる「もの」「こと」を
現在イギリスで暮らすスタッフがご紹介します。

・愛すべきパブ文化

パブというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
お酒を飲むところ、ガヤガヤしていて落ち着かないというイメージが先行するかもしれませんが、パブはイギリスにお越しの際にぜひ行っていただきたい場所の一つです。
お持ちのイメージが変わるかもしれません。

パブは、街中はもちろん、家の近所や観光地などいたるところにあります。
建物や場所・関連する人に歴史のあるパブ、スポーツ観戦で盛り上がるパブ、生演奏の音楽を聴けるパブ、お庭が素敵なパブなど様々です。
夜にお酒を楽しむだけではなく、平日のランチでも利用できますし、紅茶やコーヒー、ソフトドリンクだけでも大丈夫です。
日曜日にはサンデーロースト(お肉がメインのオーブン料理)をお子さん連れの家族や犬とともに楽しんでいる姿も多く見られます。
ガヤガヤしているだけではない、居心地の良さを感じていただけたら嬉しいです。

歴史を感じるパブの中で興味深い場所は、多くの文豪達が通ったといわれるロンドン市内のパブ、画家のターナー、小説家のチャールズ・ディケンズに関連するテムズ川近くのパブ、海賊キャプテン・キッドが処刑された場所にちなんだパブなどがあります。しかしながら、コロナウィルスの影響で打撃を受け、イギリス最古といわれていたロンドン郊外にあるパブ(1200年以上の歴史をもつといわれている)が閉店することになったというニュースを見て、長年地元の人や観光客に愛されていたパブだったのだろうと考えるととても残念に思いました。

△Turner’s Old Star

 

△Prospect of Whitby

さて、私のお気に入りはというと、色々足を運んだ中でも住んでいる地元のパブです。
住宅街の中にあるので本当に地元の人しかいませんが、日曜日のランチは予約をしていないと食べることができないほど人気のあるパブで、毎週JazzやBluesの生演奏を聴くことができます。平日の昼間は子供たちのための音楽イベントも開催されているようです。

日曜日にランチを食べながらJazzの生演奏を聴くというのはとても贅沢な時間だと思います。地元の常連であろうご年配の方々の社交の場となっているようで、それぞれに決まった席があり会話をしている姿を見るととても微笑ましく羨ましく、そんな空間の一部に自分も居ると思うと嬉しくなります。何度か通っているうちにお店の人や常連の方が挨拶をしてくれるようになり、益々居心地の良い場所になっています。

賑やかで活気のあるお店でイギリスのパブを体験していただきたいと思うのと同時に、また行きたい・とても居心地が良かったと感じるパブで楽しいひとときを過ごしていただきたいとも思います。

観光や街歩きで疲れた時にも気軽に入れる場所ですので、お越しの際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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